1.1 制度の背景

1.2 制度の役割と構成

1.3 制度の概要

1.4 制度の具体的な流れ

 

率先利用指針 認定資材となるためには 品目別の評価基準 申請受付のご案内 認定品一覧

1.1 制度の背景

 茨城県では、資源循環型社会の構築を目指し、県の公共工事でリサイクル資材を積極的に活用するために、茨城県リサイクル建設資材評価認定制度を構築し、平成16年10月より運用を開始しています。

 

1.2 制度の背景

(1)リサイクル建設資材を取り巻く状況

  建設資材は天然資源を原料に製造され、公共工事において大量に使用・消費されてきました。その天然資源採取が環境破壊につながるなど問題視される一方、建設廃棄物の増大により、最終処分場の逼迫や不法投棄による環境問題を生み出しています。
  このようなことから、資源を膨大に使用・消費する建設工事の責務は重大であり、国では、循環型社会形成推進基本法やグリーン購入法などのリサイクル関連法令の整備が図るとともに、建設リサイクル推進行動計画2002や建設副産物適正処理推進要綱などを定めて、具体的に推進する仕組みづくりを行ってきました。この中で特に公共工事においては、民間を先導する意味から、リサイクル建設資材を率先して利用することが求められています。


(2)公共工事の品質確保

 公共工事は、社会基盤の礎となる公共施設を整備していることから、すべての工事で品質の確保が義務付けられており、設計指針、共通仕様書などで使用材料の品質を細かく定めています。
リサイクル建設資材は、公共工事での使用に十分耐えうる品質を備えたものが数多く生産されるようになってきていますが、その一方では、共通仕様書とリサイクル建設資材の品質規定がうまく整合しないことや、共通仕様書等の規定そのものがリサイクル建設資材の使用を想定しないことなどから、公共工事で使用することが困難な場合があります。
また、現場ごとに品質を確認して使用を判断することは、リサイクル建設資材の円滑な利用の妨げとなることが考えられます。

 

(3)制度の構築、制定

 以上のような問題点を踏まえ、茨城県は、リサイクル建設資材の利用を促進するため、リサイクル建設資材の品質・性能や環境に対する安全性などの基準と率先利用のルールを定めた茨城県リサイクル建設資材評価認定制度を構築しました。

 (この制度のねらい)

  •  リサイクル建設資材の一般資材化
  •  リサイクル建設資材の品質・性能等に関する使用時の確認の簡素化・省略化
  •  リサイクル建設資材の民間工事での利用促進
  •  環境負荷低減
  •  コスト縮減


>> HOMEへ >>> このページの上部へ戻る